女性役員が多いほど企業ほどパフォーマンスが良い?!

■女性役員の数や割合がなぜ重要なのか?


前回のキャリア女性白書の記事では、女性役員が活躍している企業が日本ではどれだけ少ないか、また役員全体に対する女性役員の割合がどれだけ少ないかということをグラフで示しました。

近年ではダイバーシティ推進の枠組みの中で、この少ない女性役員や管理職を増やしていこうという流れがあります。しかし、実際にハイポジションに女性を登用することで、具体的に数字としてどのように企業パフォーマンスに影響するのかということはあまり議論されていないのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、一企業における女性役員の数が、実際にどのように企業のパフォーマンスに影響しているのかを見ていきたいと思います。

■女性役員割合トップ25% vs 女性役員0人~ROEとEBITの比較~

マッキンゼー・アンド・カンパニーの、ヨーロッパ6各国とBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の会社を対象にした調査によると、女性役員割合が高いトップ25%の企業(A)と、女性役員が0人の企業(B)を比較したところ、AがBの41%もROE(Return on equity、自己資本利益率)が高いことが分かりました。

またEBIT(Earnings before interest and taxes、支払金利前税引前利益)に関しては、AがBの56%も高いことが示されました。

出典:McKinsey&Company Women Matter 2010

■女性役員が3人以上いる企業 vs 女性役員0人の企業~フォーチュン500社のROS、ROIC、ROEの比較~

カタリストのフォーチュン500社を対象とした調査でも、女性役員が多い会社のほうが、財政パフォーマンスがよいことがわかっています。

少なくとも4、5年にわたって女性役員が3人以上いる企業(D)と、女性役員0人の企業(E)を比較したところ、ROS(Rate of sales、売上高利益率)ではEの84%、ROIC(Return on invested capital、投下資本利益率)では60%、ROE(Return on equity、自己資本利益率)では46%、Dが高いことがわかったそうです。

出典:Catalystの資料

■女性役員1人以上 vs 女性役員0人~リーマンショック後の株価回復の比較~


クレディ・スイスによる、リーマンショック後の株価値動きを比較したデータによると、女性役員が1人以上いる企業のほうが、時価総額100億ドル以上・以下の企業両方で、女性役員0人の会社よりも、値動きの回復が早いことが分かりました。

引用:クレディ・スイスの資料

■まとめ

上記三つのデータが示すように、女性役員が1人もいない企業よりも、女性役員が活躍している企業のほうが概して企業パフォーマンスがよいことがわかりました。

ですから、女性の役員を積極的に登用していこうとする流れは、ただ単に女性のプレゼンスが増すから良いのではなく、女性のプレゼンスが増すことによって実際に企業利益が増すからこそ良いといえるのではないでしょうか。

日本の女性の企業活躍度は、ヨーロッパや北米の先進国だけではなく、アジアの新興国に対しても非常に後れを取っています。日本の企業には、「女性活躍推進」の流れにのって、どんどん女性を役員メンバーとして採用してほしいものです。

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カテゴリー:女性のキャリア白書|

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