【私のキャリアの転機と決断】~外務省を退職し、経営者の道へ~

◆野崎 由紀子さん

大学をご卒業後、外務省へ入省し、ご結婚により退職。阪神大震災で被災されシンガポールにて療養後、アジアの企業でキャリアを積まれました。2004年には本間ゴルフの取締役副社長にご就任。2007年に不動産会社を設立され、2015年からは長野県小谷村の経済活性化事業でもご活躍されています。

インタビュアー:
ハーモニーレジデンス代表取締役
日月(たちもり)福井 真紀子

■ご自身のキャリアの中での1番の転機は何だったでしょうか?

人生の大転換期は、自分で努力して求めて得た外務省の仕事を辞めたことです。外国人との結婚で、辞めなければいけなかったのですが、外務省時代の同期の雅子様が、別の人生を歩まなければいけないという点では同じ気持ちだったと思います。その決断をして学んだことは、「生きていればなんとかなる」「世の中には鬼はいない」「嫌な人は避ければいい」です。退職後、様々な経験をする中で、本当に苦しい時には、助けてくれる人たちが実はたくさんいることがわかりました。安定した仕事を飛び出し、結婚をして、シンガポールで今までとは全く違う仕事を、今までの外務省とは無関係に、1人のローカル採用として、地元並の安月給で、しかも全く違う業種で食べていかなければならなかった時は、とても苦しい時がありました。最初は一人でがんばっていたのですが、どうにもならなくなり、周りに助けを求めたのですが、必ず助けてくれる人がいました。前が見えない状態でも、自分が正直で一生懸命努力さえしていれば、声を出して助けを求めたときには、必ず助けてくれる人がいます。声を出す勇気も必要だと思います。

■必ず助けてくれる人がいるというお話は大変興味深いお話ですが、それは、野崎さんが精一杯努力されてきたからだと思います。

そうですね。自分で精一杯努力しても、どんなにやってもどうにもならないときには必ず助けてくれる人がいました。

■やるべきことを全部やることが大前提ですね。それでは、外務省のキャリアを自ら手放すという決断をされた根底には、どのような判断基準があったのでしょうか?

好奇心です。外務省にいれば大きな組織ですので、安定はしています。しかし、結婚して二人でシンガポールにいったら一体どうなるだろうというアドベンチャーの感覚がありました。外務省で得た知識や経験はありますが、世の中はそんな狭いものではありません。どんな経験も必ず肥しになるはずだと思っていました。私が好きな「相田みつを」の言葉があります。「具体的に動いてごらん、具体的な答えがでるから」という言葉です。頭だけで考えるのではなく、とにかく動いてみると自分に向いていること、向いていないことがわかります。何もしないで悩み続けるのは時間の無駄です。

■素晴らしいお考えですね。外務省で成功することも素晴らしいキャリアですが、野崎さんはそれよりも広い世界を目指したということでしょうか?

世界を知りたかったという好奇心ですね。どうなるのだろうという不安が80%、何か面白いことがあるという好奇心が20%です。不安だけではなく、知らないことがあるはずだという好奇心を糧にしています。

■野崎さんのように好奇心が旺盛な方が成功するのですね。それでは、一歩踏み出すことに躊躇している女性たちにアドバイスをお願いします。

躊躇している原因を徹底的に考えてみることが必要です。なにが怖いのか、それは乗り越えられる恐怖なのか、どうしようもない恐怖なのか自分で考えてみることです。まずは好奇心をひっぱっているその問題を解決して、それから前に進むと良いのではないでしょか。

■原因を徹底的に考えることは重要ですね。野崎さんは色々な問題に直面したときには、どのように問題解決をされますか?

まず寝ます。それから自分のことをよくわかっている人に話します。その時点では自分で解決策を出している場合が多いのですが(笑)。結局は自分の人生なので、自分で解決するしかありません。

■そのあたりのお話を深くお聞かせいただきたいのですが、選択の問題を自分で自問自答するということは、頭の中でグルグル回りませんか?

そうですね、グルグル回ります。自分で何をしなければいけないかわかっているにも関わらず、進めることができないときはとても大変です。自分の意志だけではできないものはたくさんあります。例えば職業の選択だったり、退職すべきかすべきじゃないか、これをするべきかすべきじゃないかという選択は、自分が本当に好きかどうかで判断すればよいと思います。物事は好きなことでないと長続きしません。人生は一回きりです。好きなことをやって収入を得るのが一番です。好きなことに向かって収入を得るのもいいと思います。今はその仕事に就いていなくても、その前段階のために、今はこの仕事をしているということで良いのです。何になりたいか、何が好きなのかが大事です。

■とても素晴らしいアドバイスだと思います。スティーブ・ジョブズが、「仕事は点と点が繋がることで一つの線になる。点をのぼっている最中は繋がっていることがわからないが後で振り返ると一つに繋がっていることがよくわかる。重要なことは、今いる一つの点にどれだけ集中するかということだ」と言っています。一つの通過点としての、今の仕事が好きではないと言っている若い人たちへ、野崎さんはどのようなアドバイスをされますか?

若い人はどんな企業に就職しても、コピー取りなど下積みがあります。管理者となる人は、最初はみんな下働きを経験しています。どんな仕事も3年してみることが重要だと思います。3年仕事を続けると、大体のことがわかるようになります。3年続けてみて、嫌いだったら向いていないのでしょう。3年続かない人は好きなことも見つけられません。仕事はやっていくうちにわかるものです。相手にお礼を言わせる仕事が出来るようになるためには3年かかります。自分にイニシアティブが取れるようになれば、好きなことに変化するかもしれません。

■好きなことについてのお話と、仕事を3年続けることの重要さについて大変素晴らしいお話をどうもありがとうございます。もう一つ、チャンスの見極め方についてアドバイスをいただけますか?

どんなこともやってみることが重要ではないでしょうか。すべてがチャンスだと思います。できそうなことはやってみて、難しかったら助けを求めたら良いと思います。やったことがあるものだけをやっていても成長はしません。

■女性は経験をしていないものにチャレンジする人が少ないと思います。どうすれば、女性がもっと新しいことにチャレンジするようになるでしょうか?

好奇心があるかどうかも重要ですが、やったことがない事をやりたくないという人に成長やチャンスはありません。そのうちAIに仕事を取ってかわられてしまいます。安定して同じことをやり続け、自分の趣味に生きるのもその人の人生です。逆に仕事を極めたいと思うのなら、やったことがない事にもチャレンジすることが重要です。

■大変わかりやすいメッセージだと思います。野崎さんがお考えになっている、次のステップとしてのビジョンを教えてください。

今いるこの村にはとても素晴らしいところがたくさんあるのですが、地元の村の人たちはよくわかっていません。今は経済的利益を得てはいない地元の人たちに、自信をもって村を誇れるように、将来に夢をもてるように村の中の経済の仕組みを作ることが私の夢です。

■大変すばらしいお話で将来を楽しみにしています。それでは、インタビュー最後の質問になりますが、今、いわゆる「ガラスの天井」にひびが入ってきていると思います。今まさにキャリアを上ろうとしている女性たちへアドバイスいただけますでしょうか。

他人に何を言われようとも、自分が正しいと思ったらへこむ必要はありません。ガラスの天井はすぐ壊れるでしょう。女性であることをハンディキャップと捉えるのではなく、賢くしなやかな姿勢保つことも必要だと思います。

 

大変ポジティブな素晴らしいお話をどうもありがとうございました。全てのキャリア女性へ素晴らしいメッセージでした。本日は大変貴重なアドバイスをどうもありがとうございました。

◯ハーモニーレジデンスのお仕事情報はこちらから→【最新お仕事情報】

無料転職サポートお申し込み

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

▲pagetop

このページの先頭へ