【私のキャリアの転機と決断】 ~15年勤務した大手企業を退職し、フリーランスで事業を立ち上げたこと~

◆国廣 まなみさん

大学を卒業後、正社員として大手住宅メーカーを経て、住宅設備メーカーに15年間ご勤務の後、1年間フリーランスとして独立されました。現在は住宅関連会社の支店長としてご活躍中でいらっしゃいます。

インタビュアー:
ハーモニーレジデンス代表取締役
日月(たちもり) 福井 真紀子

■今までのキャリア人生で一番の大きな転機は何だったでしょうか?

一番大きな転機となったのは、15年務めた大手住宅設備メーカーを退職したことです。女性が活躍できる職場を目指して、労働組合を立ち上げ、組織改革を進めたのですが、不本意ながら組織の反対勢力とみなされ、退職せざるを得ない状況になり、退職することを決断しました。そこで勤務した15年間は、自分にとって良い意味でも悪い意味でも良い経験になり、その経験を踏まえて、退職後に1年間はフリーランスで事業を請け負っていました。その1年間が自分にとって「働くということ」と「仕事について」考える大変良い転機になりました。

■その1年間はキャリアについてどのようなことを考えて、また模索されていたのでしょうか。

自営業者として仕事をすることは、サラリーマンとして仕事をすることとではこんなにも違うのだと気付かされました。特に、従業員の給料を捻出することがどんなに大変なことか、どれだけの売上が必要になり、経費はいくらなのかということについて身をもって経験した1年でした。

■次のキャリアについて、どのように考えていきましたか

大手企業の中で仕事をしていた時は、資格や企業の肩書という小手先に捕らわれていたように思います。しかし、独立してフリーランスになった1年間は、仕事をするために重要なことが何であるかのか、それは個人の人間力であったり、考え方であったり、想いであり、出会う方々が自分の力になるのもそうでないのも、すべて自分次第であると感じました。

■給料をもらう側と、給料を払う側で全く正反対の働き方をご経験し、そこで気づかれた今の視点は興味深いですね。働くことに対する考え方が変わられたとのことですが、どのように変わられたのですか。

企業に務めていた時代は、大きな企業に守られていながら、権利ばかりを主張していたように思います。もっと自分が果たすべき義務があったのではないかと思います。企業が存在しなければ、自分の価値はなくなるので、自分がもらっている給料に対して、貢献できているのか、自分の売上に対してもらう給料の妥当性を考えるようになりました。結局フリーでは業績が厳しくなり、さいど企業に就職することになったのですが、以前よりも棘がぬけたように感じています。今のような気持ちで、退職した企業でも臨めたらもっと柔軟に適応できたのではないかという反省があります。

■大手企業を退職しなければそのような素晴らしい視点は、一生気づかなかったことかもしれませんね。今はどのようなお気持ちで仕事に臨まれていますか。

大手企業の時には自分の貢献度がわかりにくかったのですが、今は経営者と会話する機会が多くあり会社の方向性や状況などが見えるようになりました。経営者サイドの大変さや考え方も理解できますので視野が広がりましたね。従業員の給料に対する不平不満や、経費節減についても前向きな話を一緒に出来るようになりました。

■フリーランスの1年間の経験があったため、仕事に対する考え方の視野が広がってきたということだと思います。そのような前向きな考え方ができるようになったきっけは、どのようなことがありますか。

本質的には大企業を退職してフリーランスになったことで経験したことが大きいのですが、大手企業でスタッフの指導をする立場になった時に、自分もスタッフだったら上司に言っていただろうという愚痴を、逆の立場で受けました。その時に、なんて幼稚な愚痴なのかと感じましたが、小さな情報だけで判断してしまうことが原因だと思いましたので、一緒に様々な情報を共有し、沢山入手することを心がけました。女性は自分の職場からあまり動くことがないので、なるべく他の仕事をする人たちに会う機会を作るなどして、視野を広げ、情報を多く入手するように心がけました。

過去に自分が置かれていた立場を、客観的に見る機会を与えてもらえたことが視野を広げられることに繋がりました。

■片方サイドだけでなく、両方の立場を知ることは視野を広げることになりますね。視野を広げようと心がける中で、苦労したことはありますか。

仕事をしている女性たちのバックグラウンドは様々ですが、一日の中で仕事をしている8時間の拘束時間は、就寝時間と生活に必要な時間を除くとほとんどの部分を占めていますので、楽しくないよりは楽しくしたいと思います。スタッフには仕事を楽しくするためには、その仕事を充実させることだと話をしています。仕事は自分だけの単体で行うのではなく、前から来て後ろに流すものなので、前から来るタイミングと後ろに流すタイミングを考えることができると、仕事に対する価値観や考え方が変わるということを話をします。一度は自分自身が体験してみることが大事だと伝え、他の仕事について聞いてみよう、見てみようという気持ちにさせることにエネルギーを使いました。

■いろいろなスタッフを育成し、ご自身の仕事に対する考え方も広がっていらっしゃいますが、今の国廣さんの仕事に対する目標は何でしょうか。

女性活躍がやっと脚光を浴びてきていますが、地方ではまったく実感できていません。キャリアに前向きな女性には出会いますが、企業格差、地方格差を感じます。企業にとって女性を活用できたら必ず業績拡大出来ると思いますので、今後は何かしらで人材育成の分野に関わっていきたいと思っています。

■これからキャリアをスタートしようとする女性たちへのアドバイスをお願いします。

今はネット社会ですので、どこにいても、タイムリーな情報が入手できます。一昔からすると夢のような環境が整っていると思います。しかし、キャリアを伸ばしていく中で、対「人」ということは決して避けられませんので、恐れず進んでほしいと思います。いろいろな方に沢山会うことで、自分の幅がひろがります。会社を退職したことは辛い経験でしたが、逆側の立場を経験することができたことで、視野を広げることができました。恐れることなくいろいろなことにチャレンジして、沢山の人達に会ってほしいと思います。そして、常にしなやかで強くあること女性としての強みだと思います。困難にあたっても折れない、竹のようにしなやかな柔軟な心を持つことが大切だと思います。

■どうすれば恐れずに前に進むことが出来ると思われますか。

メンタルの部分で支えてくれる人がいると、頑張れるのではないかと思います。誰かに頼る、甘える事が出来ると人にも寛容になれると感じます。そんな人を作ることができるといいですね。

■モチベーションを継続するために、また、日々努力していることはありますか。

こういう自分でありたいという理想像があります。ポジティブな自分が理想ですので、苦しい時には以前を思い出しながら、自分は出来ると上を向くようにしています。

また、女性ですので綺麗でいるように努力をしています。奇麗でいようとすることで自分が前向きになりますよね(笑)。

 

素晴らしいお話ですね。本日は大変貴重なお話をどうもありがとうございました。

 

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