【私のキャリアの転機と決断】~出産・育児で2年半のブランクを乗り越え、キャリアを継続~

~出産・育児で2年半のブランクを乗り越え、キャリアを継続~

◆中川 有紀子さん

大学卒業後、総合職で大手金融機関にご入社。出産を機に退職をされ、2年半のブランクで、復職されました。その後さらにキャリアを積まれ、大手食品メーカーの人事部長としてご活躍されました。現在は立教大学大学院ビジネスデザイン研究科で教授としてご活躍中です。

インタビュアー:
ハーモニーレジデンス代表取締役
日月(たちもり)福井 真紀子

■今までのキャリア人生で一番大きな転機は何だったでしょうか?

第1子の出産を機に会社を退職したものの、2年半のブランクで、復職したことです

ブランク期間は完全なブランクではなく、キャリアを継続するために、簿記の資格を取得するなど、勉強をしていました。退職した年は、育休法が施行した翌年でしたので、前例がなく、転勤の可能性はあることを言われており、長時間労働が恒常化していた銀行総合職として育児との両立出来る保証はありませんでした。また、女性が結婚、妊娠をして、子供を持ちながら総合職として仕事を継続することが難しかった時代でしたので、一旦退職をしましたが、2年半のブランクだけで復職したことが今に繋がっていると思います。ブランクが5年だったら難しかったかもしれません。

■キャリアを継続しようと決断するに至った背景は何ですか。

小さい頃から、職業を持ち、自分の力で生活して行きたいという気持ちがありました。大学を卒業した年は、男女機会均等法が施行した年の2年目でした。新卒で入社した銀行では、総合職を選択しましたが、同期の女性は皆一般職でしたので、周囲の多くの人から、なんで総合職を選択したのか驚かれました。しかし、私は、「同じ8時間働くのであれば」男性と同じように転勤があってもキャリアを目指して、総合職として働きたいと思っていました。新入社員として入社の挨拶をした時、「将来は社長になりたい」と挨拶したのを覚えています。(笑)

母は専業主婦でしたが、近くに住んでいた明治44年生まれの祖母が75歳まで家庭裁判所の調停員として働いており、自分も祖母のように仕事を続けたいと思うようになりました。祖母の姿をずっと見て育ちましたので、祖母の生き方がとても影響しています。

■これまでキャリアを続けていく中で、困難をどのように乗り越えてきましたか。

銀行の中では、男性からのライバル意識をずっと受けながら働いてきました。しかし、組織で嫌なことがあっても、死ぬわけではありませんし、嫌だったら会社を変わればいいわけです。その代わり、転職能力をつけなければなりませんから、そのことがバネになり、社会に通用する資格をとることにしました。40歳のときにMBAを取ることにしたのもそのような理由からです。

私の人生には「つつがなく」という生き方はなく、さらに上を目指していきたいという性格なので、キャリア向上を目指して、転職はせざる負えませんしたし、そのためには、勉強が必要でした。

■もっと上を目指したいと思った動機はなんですか。

残業が嫌いで、同じ8時間働くならば給料が高いほうがいいと思いました。また、子供を育てながら働くのですから、自分の成長になるやり甲斐のある仕事をしていきたいと思っていましたので、そのためには、さらに上を目指すことが必要でした。上昇志向が高い性格も影響していると思います。

■ロールモデルがいない中で、どうやって道を切り開いたのでしょうか。

私の場合は、総合職として入社した同期の同僚が数人いました。彼女たちがいたからがんばってこれたし、今も啓発され、モチベーションを保てていると思います。

ロールモデルがそばにいなくても、自分で勉強はできます。人は勉強しないと上を目指すことは出来ません。勉強をすることで、様々な人たちとも出会い、話を聞くこともできます。その人たちからも多種多様な考え方を学ぶことができます。ただ本を読むことだけが勉強ではなく、自分より少しレベルの高い人たちと出会い、話を聴くことも勉強だと思います。

■いろいろな人達と合うためにどのような努力をされましたか。

土日のボランティア活動でも、いろいろな人たちとの出会いがあり、情報を得ることが出来ます。インターネットからも情報は得られますので、勉強会やセミナーなどに積極的に参加するなど、自分から行動することが大事だと思います。

時間の使い方も大事だと思います。私は、いろいろな人たちと会ったり、学びたいという意欲が強いので、そのための時間を作るようにしています。長時間労働をしている人は、「忙しい」が口癖になっていて、実際には何もやっていないことも多いのではないでしょうか。本当に忙しい人こそ、時間の管理をしっかりしていると思います。

■忙しい中で時間の管理を行い、常に学びたいと思ったことには、どのような理由がありましたが。成りたい自分の目標があったのでしょうか。

60歳で終わる仕事ではなく、さらに長く、世の中の役に立ち、人に影響力を与えるような人間になりたいと思っていました。

■これからキャリアアップを目指している若い女性達に、どのような考え方をして、どのような決断をしていけばよいのかアドバイスをお願いします。

本を読んだりすることはもちろん勉強ですが、経験豊富な人達に会うことも勉強になります。そして、学んだことはメモに取る習慣をつけると良いと思います。リスク無くしてTakeはありません。りスクを取れば何かしらのリターンはあります。前向き思考が大事です。海に浮かんで、波に流されるだけのクラゲにならないように、山の頂上を見ながら自分の足で歩くことが大事だと思います。キャリアの、白馬の王子様はやって来ないのです。そういう棚ボタを待つのではなく、自ら“虎穴に入らずんば、虎児を得ず”です。リスクを取らないことがリスクになってしまいます。

■困難にぶつかり行き詰まっている女性へのアドバイスをお願いします。

困難は古今東西、人間関係が多いと思います。そこで転職を考えるのも1つですが、そこで何ができるか、リスクとベネフィットを書き出し、自分の優先順位をじっくり鳥の目で見ることも大事です。また、5年後に自分がやりたいことを自分に問いただし、そのことをやるためには今、何をしなければならないのかを逆算で考えることが重要だと思います。

これからは女性の皆さんにとって、フォローの風が吹いて来ると思います。2020年までにぜひチャンスを自分から掴んでほしいと思います。キャリアの白馬の王子様はやって来ません。自分のキャリアデザインを考え勉強をして、自分の目標に向かって、自分が欲しいキャリアを自ら掴み取ってほしいと思います。

 

このメッセージは、これからキャリアアップを目指している女性達へ影響を与える素晴らしいメッセージです。大変貴重なお話をどうもありがとうございました。

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