【私のキャリアの転機と決断】~経営者を目指すため、10年勤務した大手企業を退職~

◆味岡 優子さん

大学を卒業後、IT関連会社に就職しましたが、3年後に結婚退職。常勤の仕事にはつかず、子育て・家庭を優先していましたが、10年後に仕事復帰。ベンチャー企業の正社員、大手IT関連企業の派遣社員・正社員としてキャリアを積んだ後、ITコンサルティング会社へ転職、現在はITコンサルタントとして独立されていらっしゃいます。

プライベートでは登山を趣味とし、最近ではアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロに登頂しました。

インタビュアー:
ハーモニーレジデンス代表取締役
日月(たちもり)(福井(ふくい)) 真紀子(まきこ)

■今までのキャリア人生で一番の大きな転機は何だったでしょうか?

数年前になりますが、大手IT関連企業を退職し、少数精鋭のITコンサルタント会社に転職したことです。大手IT関連企業では10年近くキャリアを積み、最終的には管理職にもなっていましたが、私にはさらにできるだけ経営に近いところで仕事をし、いずれは経営者になりたい、1000万プレイヤーになりたい、という2つの目標がありました。通常であれば、安泰である大手IT関連企業に定年まで勤務することを選択すると思いますが、そこでは自分の目標は達成できないと思いましたので、目標の実現が可能な会社へ転職することを決断しました。その時の年齢は49歳でした。退職した企業は55歳で役職定年でしたし、当時はグループ内での組織統合があり、多くの重要なポジションには本社出身者が就いていましたので、子会社出身の自分には、チャンスがなく、努力次第でどうにかなる問題ではないと思われました。たしか部長職を務める女性もいなかったと思います。
その後、転職した会社できっかけを得て独立することができましたので、決断してよかったと思っています。

■重大な決断を下す時には、どのようなことを大切にされていますか。

まず、ネットや書籍、対話等で徹底的に情報収集します。その上で目的を達成するために最善なことは何か考えます。仮に前例がなくても、自分が目指していることであれば、リスクを背負ってでもそれを選択します。自分を信じて前に進むようにしています。

■リスクを背負って、自分を信じて前に進むという行動パターンは、いつ位から行うようになったのですか。

最初からではなく、キャリアを積んでいくうちに次第にそのような考え方をするようになりました。子育てから復職した後、ベンチャー企業の正社員を経て転職した大手IT関連企業ですが、実は最初は派遣社員でした。ベンチャー企業では、長期間勤務し続けたらそこでしか働けない人間になってしまうのではないか、という危機感がありました。だからと言って、ブランクが長く年齢の割に経験の少なかった私にとって、大手企業の正社員はハードルが高いという状況でした。敢えて派遣社員として再スタートすることで、不安定というリスクを負ってでも自分の市場価値を維持し、さらに高めるきっかけを作りたいと思いました。

■一般的にリスクを負いたくないという人が多い中で、味岡さんがリスクを負っていけるようになった経緯を教えてください。

復職したベンチャー企業で成果を出せたこと、評価をしてもらえたことが仕事への自信に繋がったのだと思います。自分の目指す方向に進むためには、できることだけをしていてもだめだ、自分を守るだけではなく、リスクを負うことも大切だと思うようになりました。

■一歩ずつ着実に経験を積まれたということですね。成果を出して、評価をしてもらうためにはさまざまな努力をされたと思いますが、味岡さんはどのようなことを努力されたのでしょうか。

当時は子育て支援の制度が今ほど充実していませんでした。ですが、子供がいるからといって勤務時間を制限して早く帰ることはしませんでした。IT業界ということもあり、結果を出し、認めてもらうためには、男性と同じように残業もし、人一倍努力する必要がありました。子供が幼少の頃は高い費用を払って無認可の保育所に預けていましたし、ある程度成長してからは毎朝5時に起き、子供のための夕食を作ってから出勤していました。

■子育てをしながら残業も行うことはとても大変だと思います。諦めたくなることもあったのではないでしょうか。そんな中、どのように苦労を乗り越えてこられたのでしょうか。

仕事の位置づけについての考え方だと思います。人生において最も長く、多くの時間を仕事に費やさなくてはいけません。それなら、一歩ずつでもきちんとした仕事をしたいと思ってきました。もちろん、辛いことはありましたが、だからといって諦めようとは思いませんでした。努力すれば結果はついてくると信じていました。シングルマザーでしたので、生活を安定させるためにも仕事は必要でしたが、生活のために仕方なく仕事をするのではなく、楽しく、意味のあるものにしたい、という思いがありました。

■味岡さんにとって、リスクを負うことは何を意味しますか。

責任を持つことだと思います。自分で決断したことですので、結果も含めて自分で責任を負うことだと思います。実際にそのように思うと、意識が集中して、結果に繋がってくると思います。新しい仕事をするときに、リスクを負って、責任を持つことが、成し遂げるぞという原動力になっています。実際に仕事の現場においても、組織をマネジメントする場面では非常に重要な考え方となります。

■2つの目標に向かって、安定したポジションから外に飛び出すには勇気と決断が必要だったと思いますが、そこに至るまでにどのような行動を取られましたか。

本を沢山読みました。悩んで、苦労していた頃から本を買い、経営や自己啓発、仕事関連のものを読んでいました。約10年間で300冊くらいは読んだと思います。「鏡の法則」「自分の小さな箱から脱出する方法」などが特に印象に残っています。他には、セミナーや勉強会に積極的に参加していました。スピーチを通してリーダーシップを学ぶトーストマスターズクラブという団体に参加して9年になりますがそこでは素晴らしい経営者の方々とも出会い、とてもいい刺激を受けました。

■味岡さんは行動したことにより、経営者との出会いがあり、経営者になりたいという目標が芽生えてきたのですね。49歳のときには、2つの目標がありましたが、目標がない時期や、悩んでいた時期はありますか。

仕事のブランクがあった時期や、仕事を再開した頃はそこまでの目標はありませんでした。

■行動することで、目標が明確になってきたのですね。

その通りです。私は昔から行動するタイプです。どんなことも、可能性はゼロではありません。ただ、行動しないと可能性はゼロのままです。行動することが私のモットーです。

■最後に、後輩の女性に対してキャリアを築いていくためのアドバイスをお願いします。

女性はまだまだ職場の中で活躍できるチャンスが少ないと思いますが、女性の強みは、男性がわからない苦労をしていることで、忍耐力があったり、女性ならではの気遣いができることだと思います。気遣いができるということは、職場でもかゆいところに手が届いたり、周りとのコミュニケーションが上手くいったり、いろいろなことへのアプローチに繋がっていくと思います。そういった女性ならではの強みを活かし、自信を持って頑張って欲しいと思います。

 

女性ならではの強みを職場で活かせるチャンスが沢山あるということですね。

本日は、素晴らしいお話を沢山お聞かせいただきまして、どうもありがとうございました。

 

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