これからの女性的リーダーシップ

代表 日月真紀子

昨日の日経夕刊、エステー株式会社の鈴木貴子社長の
インタビュー記事が、これからの新しい時代の幕開けの予感を感じた。

日本の上場企業の中で、女性が社長を務めるのは全体の1%。
そんな男性中心の日本企業社会で、新しいリーダーシップを発揮され
業績改善を見事達成されている鈴木社長のような女性こそが
これからの時代を切り開く、リーダーなのではと。

鈴木社長曰く、「先頭にたつ覚悟さえあればカリスマである必要はない。
なまじカリスマが君臨していると、社員が自分の頭で考えなくなるという
リスクがあります。目指したのは、ごくごく平均的な社員の能力を引き出し、
彼らを奮い立たせる言葉の力を持つリーダー、コミュニケーション力で
組織を率いていくリーダーです。」

数年前に全米で話題となった、「女神的リーダーシップ」にも
これと同様のことが書いてあった。
世界で成功している起業家、リーダーが示す特徴の多くは、
思想、宗教、文化に関係なく「誠実」「利他的」「共感力がある」
「表現力豊か」「忍耐強い」など、
一般に「女性的」といわれる資質であることが、
13カ国6万4000人の調査から浮彫になった。

まさに、鈴木貴子社長のような方が今後のグローバル企業の
リーダーの素養を持たれて、実践されていると感動した。

男性との相違点

女性リーダーと男性リーダーの違いについて、
「最初は違いはないと思っていたところ、
実際にやってみると、違う視点があった」とのこと。

鈴木社長曰く、「経営で使われる言葉には、戦略、ロジスティクス、
タスクフォースなど軍事用語から転じたものが多い。
男性中心で回っている組織は競合との戦いに主眼がおかれているように感じる。
そういう組織の欠点は競合に勝つという視点に偏ってしまうこと。
これに対して、私は顧客に寄り添うところから始めたいと考えました。」

さらに、「特に私たちの商品の顧客は7,8割が女性。その女性に寄り添う必要がある。
大容量よりも、香りで癒やされるとか、優雅な気持ちになるといったことを女性は求めているのでは。」

今まで当たり前と考えられていた、競合に負けないような機能、特徴を
アピールするのではなく、女性リーダーならではの全く新しい視点を
提示して新しいマーケットをどんどん開拓していく。
これこそが、今日本のグローバル企業に必要不可欠なことではないか。

今まで、リーダー像といえば、洞察力、瞬発力、行動力などが強調され
さらにこれらを鍛えるための現場力として、修羅場、土壇場、正念場などを
経験していることが重要だと、言われてきた。
これらは、すべて上からの力で押し通す軍隊式リーダーシップ力だ。

このようなリーダーシップ力は、現在の日本企業、官公庁、政治の世界で
多くの問題を引き起こしている。As we already know.
AI化、ミレニアム世代、ロボット化、仮想通貨など
新しい時代を率いるリーダーの資質は、新しい要素が絶対必要だ。

多様化の時代では、時代の先端を見抜く必要のある経営者こそ
これからの管理職人財についても、新しい視点が重要なのでは。

代表 日月(たちもり)福井 真紀子

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代表 日月真紀子
この記事の執筆者

代表 日月真紀子

ハーモニー人財の代表のたちもり(日月)真紀子です。女性管理職専門の人材紹介業を開始して早やくも11年目になります。日本の女性活躍推進状況は、世代も変化するにつれて少しずつ改善していることを嬉しく思います。ただ、Gender Equality指数では日本は世界で114位。日本の女性管理職が30%になるまで、まだまだすることが沢山あります。経営者の意識が変われば組織は変わります。経営者にお役に立つ女性管理職情報を今後も発信し続けます。

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