世界vs日本の保育事情

アメリカでは、幼稚園や保育園は一般的ではない?!

アメリカに留学した際に驚いたのは、
日本でいう「幼稚園」や「保育園」に子供を預けるのが、
一般的ではない、ということです。
預けるひともいれば、預けない人もいる。
そして、幼稚園、保育園といった施設だけではなく、
ベビーシッターやナニーといった様々な個人で利用できるサービスも一般的です。

もちろん家庭にもよりますが、アメリカの専業主婦の方の多くは、幼稚園や保育園のような場所を利用しません。必要な時だけ(急用や夫婦二人で出かけたいときなど)、近所の高校生や友人にベビーシッターを頼んで、その分の費用を払う、というスタイルの方が多いと思います。

日本だと、団体行動が身に付けられるように、また友達ができるように、専業主婦の方でも子供を幼稚園に入れることが多いですね。この点は、アメリカの女性と大きく異なる点です。

海外の働く子持ち女性が利用する保育サービス

では、アメリカの働いている女性はどうするのか。そのような方はもちろん、保育サービスを利用します。所得や好みによって、保育園のような施設に預ける人もいれば、ベビーシッターやナニーといった方に家に来てもらって、子供の世話をしてもらう人もいます。教育熱心な家庭では、子供が自然とスペイン語が話せるようになるよう、わざわざ英語とスペイン語を両方話すナニーに来てもらう場合もあります。先進的な会社の場合には、社内に保育所があって、一日に数回授乳に行けるようなところもあります。

アメリカだけではなく、シンガポールや香港、台湾といった近隣のアジア諸国でも、ベビーシッターやナニーの利用が盛んです。中国では、両親に子供をあずける、ということも一般的ですね。

日本も、認可保育所以外の保育システムが必要

世界の様々な国の保育事情を知って思うのは、
日本の保育システムにもう少しバラエティーがあってもいいのではないか、ということ。
認可保育所以外の利用や、あえて子供をどこにもあずけない、というような選択肢が当たり前になれば、待機児童の問題も緩和するかもしれません。

そして、それに必要不可欠なのは、
ベビーシッターやナニーのサービス、また両親に子供を預けるということが、気軽に受け入れられる社会の雰囲気です。

ベビーシッターやナニーの利用を妨げる日本社会の空気

少し前に、タレントの道端アンジェリカさんが、子供をベビーシッターに預けて旦那様とお出かけ―という内容の記事をネットにアップしたところ、批判が続出しましたね。「贅沢」「子供がかわいそう」「自分勝手」などなど・・。子供を両親にあずけて働いているキャリア女性が、「甘えている」と他の女性に後ろ指をさされているのも、耳にしたことがあります。

週に一回子供を預けて外出したり、子供を両親にあずけて働いたりすることが、「甘えている」と考えられてしまうのは、少し考え物です。

育児に疲れて子供と接するのが嫌になってしまうよりも、誰かに子供を預けて、自分の時間を作りリフレッシュするほうが、かえって子供のためになるのではないでしょうか。お母さんが幸せなら、子供も幸せなはずです。また、子供を両親に預けて時間ができる分、お金を稼いで、両親が喜んで孫と遊んでくれているなら、それについては全く問題ないのではないでしょうか。

より多くの女性が家庭とキャリアを両立させるには、育児のための選択肢が増やす必要があると思います。現在の日本の、保育園・幼稚園のみ、の保育体制を変えるためにも、制度と価値観の両方が変わっていかなければなりません。

熊谷 ひかり

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