キャリア女性に心強いスポンサーシップ制度

メンター制度との違い

みなさんはスポンサーシップ制度をご存知でしょうか。
メンター制度は主にキャリア等の「助言」「相談」をする仕組みです。
メンターとメンティーとの関わりが、精神的なサポート機能に留まり、管理職昇進までの具体的な道筋を明らかにできていないという点が問題でした。
スポンサーシップ制度とは、相談にとどまらず、経営幹部が「スポンサー」となって、選抜された女性社員に、昇進するために必要な経験を積ませながら、マンツーマンの指導をする人材育成システムの事を指します。

欧米では数年前から、女性の幹部やリーダーを増やすには「メンター」(相談役)だけでは効果が薄い、責任をもってより上のポストに引き上げる「スポンサー」(支援者)をつけるべきとの議論が盛り上がっていました。
すでに多くの企業がスポンサーシップ制度を導入したり、人材育成のしくみにスポンサーシップの考え方を取り入れたりしています。

日本でも外資系企業で導入

日本でも導入が先行するのは外資系企業です。ある生命保険会社では、役員や営業局長が各自の担当部門から女性一人を選び、スポンサーとして1対1で育成、管理職に推薦するまでを担っています。これまでに約40人の女性が同制度の対象となり、うち七人が昇進するという実績を上げています。
また、部長職以上の女性を役員に育てることをミッションに掲げた企業では、役員がスポンサーとなって昇進を支援する取り組みを始めています。

政府が、「2020年までに、女性管理職の比率を30%までに引き上げる」という目標を掲げているように、今後の各企業における女性活躍支援は明確な目標設定が求められてくるでしょう。
従って、メンター制度によって「女性の意識を前向きにする」とか「チャレンジする女性を増やす」という漠然としたゴールイメージを描くのではなく、昇進を前提としたスポンサーシップによって、もう一歩踏み込んだ指導が必要になるのです。

キャリア女性にはスポンサー制度が必要

キャリアアップを目指す女性には、今後昇進を見据え得たバックアップが必要だと思います。日本も女性の社会進出が進んでいるといっても、どの業界においてもまだまだ男性社会です。

日本企業の場合は、男性であれば将来の幹部候補になることが目的で、キャリアアップを考える人が多くいます。
しかし、女性の場合はキャリアアップの意欲が有るにも関わらずそのチャンスさえないこともあります。

そんな社会で女性がキャリアアップを目指すのであれば、実力を認めてくれて、バックアップしてくれるスポンサーが必要ではないでしょうか。

まだまだスポンサー制度の導入が欧米よりは遅れている日本ですが、女性活躍推進を2020年までに進めるには、欧米を見習って導入を早急に検討する必要があると思います。

キャリア女性が自力でキャリアアップすることは本当にハードルが高いですが、上からサポートしてくれる制度があれば、女性管理職比率30%も決して達成不可能ではないと思います。

渡邊 奈保子

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