AIサマにかしずく時代―AIが人事にとってかわる―

『AIで人事部いらず?』

少し前の記事になってしまいますが、2016年6月16日の日本経済新聞で、『AIで人事部いらず?』という記事を読みました。

“人材紹介のビズリーチ(東京・渋谷)とヤフー、米セールスフォース・ドットコムは、(中略)コンピューターが採用や評価、配属を決める事業を始めると発表した。”
つまり、AI(人工知能)が、既存の人事部機能を取って代わることになる、ということです。

クレディ・スイスでは、転職しそうな人を対象に、AIを使ってそれぞれによりよい職場環境を割り出し、約300者の離職者を減らした、という実績があります。

良い点としては、もちろん、人による評価よりは、恐らく、AIのほうがより公平に評価できる、ということがあります。様々な利害関係が働いてしまう、人事部での人による評価が改善できます。

もしかすると、正当ではない評価によって、昇進への道が閉ざされてきた、このページを見てくださっている多くのキャリア女性にとっても、人事でのAI活用は朗報かもしれません。

AIが人事のほとんどを担うようになってしまったら

ただ、もちろん、全てがいい、ということではありません。人事機能のほとんどをAIが担うようになってしまったら、人はいらない。AIが人間の仕事を取ってしまいます。

これは人事部だけにいえることではありません。マイケル・オズボーン博士によると、アメリカに存在する現在の職業のうちの半分は、AIに取って代わられるそうです。AIが人事の仕事を取る、ということは、ただ単に、そのような全体の潮流の一部でしかありません。

また、私が個人的に危惧するのは、「人間がAIにかしずく時代がやってきている」ということです。人事という面でみるとわかりやすいですね。人間が、「AIサマ」という機械に良く評価されるように、働く時代が来ている。AIにとって、「よい人間」であるように、皆がそのようにふるまう時代がやってくる。

恐らくこの傾向は、私たちが気づかないところで、もうすでに始まっているのかもしれませんが。キャリア女性にとって、このようなAIの話題は、転職にチャレンジする際に考えなければいけない問題なのではないでしょうか。

熊谷ひかり

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