日本の働く女性は、家族のために料理を頑張りすぎている?


旅行や留学で外国に行ったり、外国人の友人と話したりして思うのは、日本の女性は、たとえ働いていたとしても、家族のために非常に長い時間を家事に費やしているということ。その中でも差が顕著なのは、なんといっても料理。日本の女性は、料理に長―い時間をかけ、本当に頑張っているということが分かると思います。ここでは、台湾、アメリカと日本を比べてみたいと思います。

台湾の女性は料理をしない?!

私にはたくさんの台湾人の友人がいます。ほとんどは、私が通っていた大学に来ていた、交換留学生。そして驚いたのは、女性、男性問わず、料理が苦手な人が多いこと!ほかの国の留学生とも集まって、料理を作ってパーティーをするというときに、私の台湾人の友人(女性)の多くが、包丁を使うのにもたどたどしい手つきでした。例えばスープを作るといっても、ほとんどがインスタントの素を使って作るという調子。
(※もちろん、料理が上手な台湾人も中にはいます。)

なぜこんなに料理が苦手な人が多いのだろう・・。その疑問は、今年3月に台湾へ旅行したときに、はっきりとわかりました。台湾には、たくさんの安くておいしい屋台や小腹を満たせる手軽なレストランがあるので、ほとんどの方はそこで全て買ってしまって、家ではあまり料理をしないのです。朝食、昼食、夕食全てを外食、もしくはテイクアウトで買ってきたお惣菜で済ませるのが主流。台湾旅行中に案内をしてくれた友人に聞くと、塾帰りの中学生、高校生も、お弁当は持たずに、学校帰りや塾の合間に友人と屋台に行って、さっと夕食を食べるそうです。一人暮らし用アパートにはキッチンが付いていないこともしばしば。イメージとしては、キッチンや食卓が、全て家の外にあるという感じでしょうか。食に関するほとんどの部分を、家の外にアウトソースしています。

台湾の女性の多くは働いていますが、女性が5時起きで朝食を作って、お弁当を家族の人数分作り、そして仕事から帰ってきてまた夕食をつくる・・などという必要はありません。料理がアウトソースできれば、ひょっとすると料理自体よりも時間がかかってしまう皿洗いの必要もありません。台湾では、食文化と、働く女性が多いということが、うまくマッチしているのですね。

アメリカでは、夫・子供それぞれが自分で朝食とランチを用意する


では、台湾の次はアメリカを見ていきましょう。アメリカには、多様な文化が混在しているので、ここで書いているのは、あくまでも最も一般的な例にしかすぎませんが、私がアメリカに留学していたときに驚いたのは、働く女性が家族全員に朝食や昼食を用意することはせず、夫や子供が、自分の好きなものを自分で選んで朝食を食べるということ。また、職場や学校に持っていくランチも、当たり前のように自分で用意していることでした。

それから、特に衝撃的だったのは、日本のお弁当とは比べ物にならないくらい、昼食が簡素なことです。アメリカの定番の朝食は、ジャムとピーナツバターを挟んだサンドイッチと、ポテトチップスとりんごです。より健康意識が高い人は、りんごと、タッパー入りの生のベビーキャロット(味無し!)。悪くいってしまえば栄養が偏っていますが、昼食が非常に簡素なので、子供でも、料理があまりできない人でも、自分で簡単に作って持っていけます。夫も子供も自分で朝食とランチを用意してくれるので、お母さんが各自に用意してあげる手間は要りません。

日本の女性も料理にかける時間を減らせれば・・?

ここでは、台湾とアメリカの例しか取り上げられませんでしたが、この二つの違う地域と日本を比べるだけでも、日本の働く女性が、夫や子供といった家族のために、いかに料理を頑張っているかということが分かると思います。

料理が大好きで、家族に何かを作ってあげることが全く苦にならない、むしろストレス発散という方も中にはいますが、働く女性にとっては、料理が負担になってしまっている場合も多いかと思います。

日本だと、女性(働く女性も)が料理するのは当たり前、子供にバランスの取れたきれいなお弁当を作ってあげるのも当たり前、冷凍食品を使うのは「手抜き」している証拠、などと考えられていて、そのようなことにプレッシャーや罪悪感を感じている女性も多いのではないでしょうか。

しかし、日本の外に目を向ければ、日本での「当たり前」は海外では「当たり前」ではないのだということが分かります。本来、働く女性がそこまでして料理に力を入れる必要はないのではないでしょうか。お惣菜を買ってきたって、冷凍食品を使ったって、子供や夫に自分のお弁当を作ってもらったって、罪悪感など感じる必要はないと思います。台湾では、キッチンを丸ごと外にアウトソースしています。働く女性が料理をする必要はありません。アメリカでは、夫と子供が自分たちで朝食とランチを用意します。働く女性が睡眠時間を削って、家族のために朝から料理をすることはしません。

日本での料理の「当たり前」にこだわらず、他国の知恵を借りて、働く女性自身がもっと料理にかかる時間を減らし、かつプレッシャーや罪悪感を感じないで暮らせる日本社会になればいいなと思います。

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