ダイバーシティー推進から見える男女の格差

男女の格差の現状

ダイバーシティーの言葉の意味は「多様性」です。ビジネス界では、性別、人種、学歴、年齢、価値観の違いにとらわれず多様な人材を積極的に受け入れて活用し、生産性を上げるための経営戦略として各企業で取り入れられています。ダイバーシティー推進のために一番に取り組んでいる課題は女性活用です。そして女性活用から見えてくるのは、性別による給与や待遇の差に関連した問題です。日本のみならず、先進国の間では男女の労働条件の格差への関心がかなり高いのです。世界経済フォーラムは毎年「健康」、「教育」、「経済」、「政治」の4つの側面から、各国の男女間の格差を調査しています。

2016年の報告書には144か国の調査結果が含まれています。この報告書によると、男女の経済格差は世界的に広がる傾向を見せている一方で、教育などの分野では逆に男女のギャップが縮まっていると言われます。世界で男女差の格差が一倍低い国は、アイスランドです。そのあとにはフィンランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧諸国が続いています。日本は世界ランクが111位と、他の先進諸国からかけ離れて低く、高等教育へ進む男性数に対する女性の割合は0.91倍。専門職や技術職に就いている女性の割合も、先進国の中では極めて低くなっています。特に経済格差は顕著であり、女性の給与が男性の給与のほぼ半額であったり、女性は男性よりも1日平均50分多く働いているにもかかわらず、上級職に就く機会が非常に少ないことなどが数字に表れています。

ガラスの天井が経済格差を広げている要因

男性に比べて女性の給与が低い要因の一つは「ガラスの天井(glass ceiling)」であり、資質や成果にかかわらず、女性には組織内での昇進を妨げる、ガラスのように目に見えない障壁があると言われています。子育てにより責任を持つ女性が長期間職場を離れたり、男性のようにいつも職場にいられないために、小さな機会を逃すことの積み重ねが市場の性別バランスをゆがめて、男性は昇給し、女性は低賃金パート労働者のように見なされていること。
社会面からは、トップの地位に就くことを求める自己拡張意識が、女性は男性ほど強くないこと。また男性は女性よりもネットワーキングに優れ、あらゆるチャンスに結びついていること。職場の上層部は男性が占めているため、同性とのつながりの方が容易であることから、女性が有利なチャンスに出会う確率が低いこと。女性のネットワークは小さく、それは組織の上層部へ行くほどより小さくなること、なども要因と考えられます。
しかし、非常にゆっくりですが、日本の社会は変わりつつあり、より多くの知識や技術を身に着けた女性が職場の実戦力となっていく可能性は高まっています。特に、外部から女性管理職を採用したいと考えている企業はとても多く、ハーモニーレジデンスでは多くの非公開求人を含めた管理職求人を扱っています。本気でキャリアアップを目指している女性のみなさん、HPからぜひエントリーお待ちしております。

 

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渡邊 奈保子

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