理想的な女性リーダーの姿とは

今注目の「サーヴァントリーダーシップ」

数多くあるリーダーシップ論の中で、「サーバントリーダー」という概念をご存知でしょうか。理想的なリーダーのあるべき姿は、「管理・命令型」といった上からのベクトルでリーダーシップを発揮するタイプから、リーダーシップを執りつつも仲間として協働するタイプへと変化を遂げてきました。こうした流れの中で、最近の日本で注目が集まっているのが「サーバントリーダーシップ」であり、理想的な女性リーダーとして成長するための手法と考えられています。米国のロバート・グリーンリーフ博士が提唱したリーダーシップ論で、従来のリーダーシップの考え方とは異なり、他者に対する思いやりの気持ちや奉仕の行動を常に念頭におくことが特徴です。他者に奉仕することで信頼を得て、目指す方向へ導きやすくするのです。サーバントの意味は召使や奉仕者であり、奉仕したい、奉仕することが第一だという自然な感情を持っている人です。しかし単なる召使や奉仕者ではなく、奉仕の前提として、意識的な目標の選択と、目標の明確な表現が出来る人です。ここで言う目標とは、大きな夢、絵にかけるような概念、最終的な到達地点といったもので、それは「今のところ手に届かないが、そこに向かって努力を重ねるべきもの」であるのです。

経営の中心概念に「サーバントリーダーシップ」

企業がサーバントリーダーシップの概念をマネジメントに取り入れることで、どういった効果が期待できるのでしょうか。従来、組織を目標達成に導くのは管理職の役割とされていました。しかしそのような組織体系では、上司は部下に対して“説明”や“命令”が中心のコミュニケーションスタイルをとることになり、結果として組織の主体性が薄れ、目標達成が実現しにくくなります。サーバントリーダーシップは、「リーダーのために部下がいる」という発想を逆転させ、「部下を支えるためにリーダーは存在する」としています。上司は部下の自主性を尊重し、部下の成功や成長に奉仕する行動を実践します。結果として信頼関係が育まれ、コミュニケーションが円滑になります。組織全体が同じビジョンや目標を共有化できていれば、上司が組織を導くのではなく、一人ひとりが能動的に組織を導いていく構図になり、目標達成が実現できると考えられています。

サーバントリーダーには、他者を理解し、その可能性を引き出す能力が求められます。正しいことを「見抜く力」や「実行に移す力」があり、さらに、自分が持つすべての資源を他者に与えることができて、「私は行く。一緒に来たまえ!」と先頭に立って宣言するリーダーです。自らの志を追求し、身を捧げ、献身的に働くことを通じて、「結果的に」リーダーとなる人であり、同時に部下に対して受容と共感を示し、常に「聞く姿勢」を備えています。

これからの日本では、このような理想的な女性リーダーの誕生が求められています。

渡邊 奈保子

 

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