女性活躍の変化は遅いが、確実に変わっている

■2つの壁

東京都の小池百合子知事が立ち上げた政治塾「希望の塾」の開塾式が30日午前、都内のホールで開かれました。女性が子供連れでも参加できるように託児所を設置されています。メディアでは女性達の参加が目立っているように思いました。女性の都知事が誕生したことで、女性の政治への関心も高まりつつあるのだと思います。

政治と言えば男性社会の象徴であり、現在も、日本における女性の政治参画は著しく遅れています。国会の女性議員比率は衆議院9.5%、参議院15.7%。下院で比較すると191カ国中156位です。現在世界平均は約22%、北京で世界女性会議が開かれた1995年の11%から倍増しています。日本では衆議院は1993年総選挙の2.7%(14人)から2014年総選挙の9.5% (45人) へと3倍以上に増えてはいるものの、現状は20年前の世界平均と言えます。

女性の社会進出が進まない原因には、政治の世界にも、企業社会と共通の壁が存在します。一つ目の壁は、性別役割分業が強固であること。家族的責任が女性にだけ重くのしかかり、

女性の場合、子育てなどの負担が女性に政治家になることを思いとどまらせる要因となります。企業においても、家庭とキャリアの両立で悩み、諦めてしまう女性達が大変多いのです。

二つ目の壁は、男女の役割に関する通念(ステレオ・タイプ)です。政治は男性のものという意識が強いと、女性候補者はとりわけ男性有権者からの支持を集めにくくなり、男性議員と同じように振る舞うと、今度は「女性だからこそ」応援している支持者の期待を裏切ることになります。

企業においても、管理職になるのは男性であり、女性が管理職になることに対して抵抗を感じている男性幹部が多いのではないでしょうか。女性に白羽の矢も立てず、やらせてみることもせず、頭から女性で管理職候補はいないと決めつけている場合もあるのではないかと思います。

■20代、30代のキャリアアップ志向に期待

今の20代、30代のキャリア女性は、ライフスタイルの変化があっても、仕事を続けていこうとする意志があります。なぜならば、夫の収入に依存できるほど、世の中が安泰ではないからです。女性も、学歴の高さでは世界に引けを取りません。

これからは益々女性の社会進出が期待されるでしょうし、女性の能力を社会に活かさなければ日本経済は低迷すると言われています。日本の変化のスピードは非常に変化が遅く、2020年までに女性管理職比率を30%にする目標達成は非常に厳しいものがありますが、一人ひとりの意識の変化は確実に起こっています。5年度、10年後、女性の活躍に期待します。

 

渡邊 奈保子

 

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