トランプの勝利のカギは「小学生レベルの演説」?

今世界を席巻している話題はやはり、アメリカ大統領選挙ではないでしょうか。当選した共和党候補ドナルド・トランプ氏は最有力候補といわれていたヒラリー・クリントン氏と接戦を繰り広げ、逆転勝利を勝ち取りました。

トランプ氏が大統領になることでアメリカはこれからどうなっていくのか、世界がどう変わっていくのか、日本にはどういった影響があるのか、今メディアがこぞって取り上げています。このブログでも、トランプ氏のマニフェストについて取り上げましたが、今回はわたしたちも日々の生活で応用できそうな、トランプ氏の演説テクニックを紹介したいと思います。

■演説に関しては素人レベルだったトランプ氏

トランプ氏は以前からアメリカでは有名な実業家でしたが、政権演説などの経験は全く無く、素人同然でした。それに対してクリントン氏は言わずもがな政界でも著名な存在です。ファーストレディを経験している上、上院議員、国務長官といった華々しい経歴を持っています。

その中でトランプ氏は過激な発言や破天荒な演説を繰り返し、常に話題に事欠かない存在でした。「クリントン候補はメディアと結託して不正選挙を行っている」と過激な発言をしたり、女性にたいするわいせつ行為の疑惑があったりと、物議をかもしてばかりの選挙戦になりました。

しかしそんなトランプ氏が、ただ過激な発言をする人・ただ話題性がある人で終わらなかったのには、なにか理由があるはずです。わたしはそれが「本当に誰にでも分かりやすい演説」だと思います。

■トランプ氏の演説は小学生でも理解できる

第16代アメリカ大統領のリンカーンが残した演説で、「国民の、国民による、国民のための」というフレーズがありますよね。これは世界で最も有名な演説のひとつなのではないでしょうか。この演説が人々の心に残っている理由は、何と言っても「分かりやすさ」です。難しい言葉など一切使っておらず、誰しもが意味を理解でき、耳にするのも口にするのも楽な、キレのいいフレーズです。

ここでトランプ氏の演説はどうだろう。各候補の演説を分析し、その文法レベルや語彙レベルを調査している団体によると、トランプ氏の文法レベルは小6レベル、クリントン候補・サンダース候補は中1レベルということでした。クリントン候補やサンダース候補もレベルを下げていることがわかりますが、やはり最も文法レベルが低いのはトランプ氏でした。

また、語彙力も、サンダース候補が高1レベル、クリントン候補が中2レベルなのに対し、トランプ氏は中1レベルとなっていました。やはり、年齢や学力を問わない分かりやすさを重視したのでしょう。しかし、トランプ氏は聴衆や会場に合わせてスピーチの文法レベルを大きく変えていました。文法バリエーションに関しては大学生レベルと、この項目に関しては他の候補と比べるとずば抜けたレベルです。これは歴代でもトップクラスの文法バリエーションだそうです。

トランプ氏の演説テクニックを見ていくと、話し方にバリエーションを持つことは、聞き手は、単純に「話が面白い」と思いますし、聞き手を飽きさせないでしょう。それは結果的に人を引きつける力に変わります。トランプ氏の演説には、単なる過激さや話題性だけでなく、そういったテクニックが含まれていたのです。

田畑 結生

 

無料転職サポートお申し込み

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:ブログ|

▲pagetop

このページの先頭へ