なぜ日本では長時間労働なのか

■長時間労働の文化

世界的に見ても日本は労働時間が長くて余りにも有名です。なぜ、長時間労働をやめられないのでしょうか。

一つは、給与体系が一律に同じであることです。入社時期が同じであれば、ほとんど同一賃金です。仕事内容が違っていても、成果主義ではありません。時間給の考え方がベースにあり、残業すれば残業代も発生し、残業代欲しさにダラダラと会社に残るという社員も残念ながらいるのが事実です。そうではなく、人手が足りなくて、長時間労働になっている場合は、業務の見直しと、適正な人員確保が課題です。

まず、社会全体で取り組める事柄として、成果主義の導入があります。仕事とは基本的に3つしかありません。(1)やらないといけないこと(2)やったほうがいいこと(3)やらなくてもいいこと。長時間労働をする人は、この(2)と(3)に時間をかけています。成果主義になると、優先順位を自分で考えるようになります。仕事の成果を正当に評価する人事評価制度の導入が長時間労働を変えていくと思います。

日本の企業はグローバルで戦わなければ生き残れなくなっているにも関わらず、終身雇用、年功序列、残業手当、定年という21世紀にふさわしくない悪しき労働慣行が残ったままです。それは政治や労働慣行の問題があるのですが、政府でも働き方改革の実現を目指して目標を掲げています。社員が自ら命を絶つという悲劇を繰り返さないために、早急に改革が必要です。

■長時間労働をやめることのメリット

女性の活躍には労働時間のコントロールは必須です。夜遅くまで仕事をしている人が上に行く社会ではなく、優秀な女性が働き続けて、管理職も目指せる社会にしていくことが重要です。また、仕事以外に自分の時間が増えれば、その時間で知識や教養を身につけたり、家族や友人と過ごす時間を増やしたり、健康でいるために努力をしたりすることができます。そのような時間は、人間として魅力的になれるだけでなく、心身ともに健康になれるのです。

なぜ、働き方改革が必要なのでしょうか。

それは、社員が健康で、いい仕事を続けていくためです。悪しき労働慣行というのは、人をダメにして組織をダメにして国をダメにしています。ダイバーシティー推進のためにも、長時間労働を早急に見直さなければ日本は生き残っていけないでしょう。

渡邊 奈保子

 

 

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