【2025年問題】2025年のベスト/ワーストシナリオとは

最近話題の2025年問題について、みなさまはどのくらい知っていますか?

さまざまなネットニュースやブログ記事で取り上げられていますよね。このブログでも過去に取り上げています。

http://www.harmonyresidence.co.jp/blog/201610/2025%E5%B9%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

この2025年問題に関するもので、興味深い冊子を読む機会があったので、その内容を少しご紹介します。

フォーラム21という、日本を代表する企業の幹部の方々が交流し、これからの日本について考えるためのグループがあります。1994年にこのグループの会合が行われたときの内容について記載された冊子です。

この会合の議題は「2025年日本はどう生き残るのか?=次世代のために我々は何をすべきか=」です。日本を代表する企業の著名人たちが、1994年の時点で、約30年後である2025年の未来予測をしているのです。彼らが1994年のときに描いた「2025年のベスト/ワーストシナリオ」とはどんなものなのでしょうか?

 

■2025年に、世界はどうなっている?

ここで挙げられているベスト/ワーストシナリオは、「国際社会とのかかわり」「内政面」の2つに項目が分けられています。

まず、国際社会とのかかわりの項目で述べられているのは、ベスト/ワースト共に環太平洋経済圏についてです。2015年のTPP大筋合意によってこの問題は大きく報道されていましたが、1994年時点でもこの問題の関心が高かったということが伺えますね。ベストシナリオでは、日本の技術・経済援助によって環太平洋経済圏の中での国際分業が見事成功すると予想されています。

一方でワーストシナリオでは、環太平洋経済圏の主導権が米中に渡り、日本は発言力を失い孤立の道を歩む、とされています。今のところ、どちらのほうが当たっていると言えるでしょう?日本もTPPに合意したことによって、国際的に見れば国際分業に向けた大きな一歩を踏み出したのかもしれません。しかし、だからといって日本の技術・経済援助が十分に活かしきれているともいえませんし、中国が未だにTPPに加盟していないという、予測不可能な構図になっていますよね。

 

■内政に対する不安を抱えたまま2025年を迎えるとどうなるのか

内政面の項目では、超高齢化社会に伴う福祉サービスに関することや、労働問題、都市機能の一極集中の問題など、さまざまな話題を取り上げていますが、その中で私が気になったのは、ワーストシナリオで、「超高齢化社会によって、高齢者が権力を持つ社会になり、社会不安も相まって、若者がやる気を失い、子どもを生み育てる意欲も持てなくなっていく」と述べられていることです。

今のところ、高齢者だけが権力を持ったり、政治を動かしたり、ということはないと思いますが、「社会不安から若者が気力を失い、それが出生率の低下につながる」という発想は当たっていますよね。1994年から、そのようなことは予想できていたと考えると驚きです。

また、この冊子では、社会不安が日本人の残すべき価値観をも蝕み、モラルが低下する、との予想がよく見受けられたのが印象的でした。しかし、これはあまり当たっていないのでは?と思いました。なぜなら、社会不安によって日本人の価値観には、我慢強さや柔軟な考え方が備わったのではないか、と考えるからです。我慢強くなる、ということはあまりいいことではないかもしれませんが、日本人の確固たる価値観は、社会不安などで簡単には蝕まれないということです。

2025年まであと10年を切って、10年前では絶対に予測できなかったようなことも起こっていますが、残すべき日本人としての価値観を持ち続けたいものですね。

田畑 結生

 

無料転職サポートお申し込み

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:ブログ|

▲pagetop

このページの先頭へ