日本に必要なのは、制度ではなく、女性管理職ロールモデル!~沖縄政経懇話会 講演 No.2~

一般的なロールモデルといって、皆さんがイメージされるのは、
高学歴で語学が堪能で近寄りがたいスーパーウーマンだと思います。
しかし、このような方は、大勢の方のロールモデルになるとは思いません。

今、日本に必要なロールモデルというのは、
他の女性も「ああなりたい!」と思うような、一般的な女性です。
子育てをしながらキャリアを真剣に追求し、後輩の女性を応援して、
子育てと仕事の相談に乗ってあげられる、そういう女性。
こういう普通の当たり前のそういう女性たちが、
今、日本に大量に必要だと思っています。

一般的に、日本の女性管理職が増えないのは、
会社内の制度が充実していないからだ、と勘違いされています。
しかし、日本には諸外国に比べてかなり手厚い制度が、既にあるのです。
私は、これ以上の充実した制度は必要ない、と思います。

逆に必要なのは、そのような制度を使って、
家庭とキャリアが実際に両立させている女性管理職です。
そのような人財が不在のまま、制度ばっかり充実しても、
女性管理職は増えません。

例えば、10年ほど前から、厚生労働省が、制度が充実した企業に、
「くるみんマーク」というマークを与えて表彰する活動を行っています。
しかし、その表彰を受けている会社ほど、
女性管理職の割合が低いというデータが出てきてしまいました。
それ以来、厚労省は、そのマークを使った表彰を推奨していません。
これが、制度についての誤解の一例です。

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